コンテンツ販売で売れるテーマの見つけ方──自分の中から探す3つの場所

今井 陵太(ホンカキAI)

#コンテンツ販売#本の書き方#専門家

売れそうなテーマを市場から探すと、たいてい先行者がいて埋もれます。有料で売れるテーマは自分の中にしかありません。どこを掘るかを3つの場所に絞り、決まったかを確かめる問いまでまとめました。

目次9項目)
  1. 市場から探すと、必ず後追いになる
  2. 無料で配るものと、有料で売るものは、選び方が逆
  3. 場所1|何度も聞かれるのに、答えるたび言い方が変わること
  4. 場所2|自分がお金を払って失敗したこと
  5. 場所3|同業者と意見が割れるところ
  6. なぜ3つとも「自分が通った道」なのか
  7. 決まったかを確かめる3つの問い
  8. テーマが決まっても、売り物にならないことがある
  9. まとめ

コンテンツを作って売ろうと決めた。ところが最初の一歩で止まります。「何をテーマにすればいいのか」。

そこで多くの人は市場を調べます。売れている教材を見て、検索数を調べて、競合の少なそうな領域を探す。この探し方だと、たいてい外れます

この記事では、テーマを自分の中から見つける方法を書きます。

市場から探すと、必ず後追いになる

市場調査で見つかるのは、すでに誰かが売っているものです。当然です。売れている証拠を探しているのですから。

そこへ後から入ると、比べられるのは実績と価格だけになります。先に出た人のほうが実績があり、あとから来た人は安くするしかありません。

もう一つ問題があります。市場から選んだテーマは、自分が心底わかっていない領域になりがちです。書いている途中で手が止まり、調べながら書くことになる。調べて書いたものは、読めば分かります。

売れているテーマを探すのではなく、あなたにしか書けないテーマが売れるかを確かめる。順番が逆です。

無料で配るものと、有料で売るものは、選び方が逆

先に、混同しやすいところを整理します。

リスト取りのプレゼントは何を配るかでは、無料特典の題材の選び方を書きました。あちらの基準は「狭く・その日に動ける・軽い」でした。有料は逆です。

無料で配るもの有料で売るもの
狙い入口。次に進んでもらう本命。結果を出してもらう
広さ狭い(1つの疑問に1つの答え)広い(判断の基準ごと渡す)
選ぶ軸すぐ動けるかお金を払ってでも避けたいか
出どころよく説明していること自分が通った道

無料の題材をそのまま値段をつけて売っても、うまくいきません。軽いから配れたのであって、軽いものは買われません。

無料特典と有料コンテンツは、選ぶ軸が逆になる
無料特典と有料コンテンツは、選ぶ軸が逆になる

では有料のテーマはどこにあるか。3か所です。

場所1|何度も聞かれるのに、答えるたび言い方が変わること

何度も聞かれるということは、需要があるということです。ここまでは分かりやすい。

大事なのは次の条件です。答えるたびに言い方が変わっていること。

言い方が変わるのは、まだ自分の中で型になっていないからです。相手や状況に合わせて、その場で組み立て直している。つまりまだ誰も言語化していない領域です。

  • すらすら同じ説明ができること → もう型がある。無料で配ってよい
  • 毎回組み立て直していること → まだ型が無い。ここが有料の中身

型にする作業そのものに時間がかかります。だから値段がつきます。

場所2|自分がお金を払って失敗したこと

2つ目は、過去に自分が払った授業料です。

買って役に立たなかったもの。回り道した半年。やり方を間違えて出た損失。あなたが払った代金は、そのまま「払わずに済ませたい人」の需要になります。

34回のプロモーションを設計してきて、売れたテーマに共通していたのは、市場で流行っているかどうかではありませんでした。作った本人が、それについて一度は痛い目に遭っていることでした。痛い目に遭った人の話には、避けようのない具体性があります。

ただし、売るのは失敗談ではありません。売るのは失敗から作った判断の基準です。

  • ×「私はこう失敗しました」 ── 読み物としては面白いが、買う理由がない
  • ○「この場面で、私はこう見分けるようになりました」 ── 買った人が使える

場所3|同業者と意見が割れるところ

3つ目。同じ仕事をしている人と、意見が分かれる部分です。

全員が同じことを言う領域は、検索すれば出てきます。無料の情報で足ります。あなたを選ぶ理由は、意見が割れるところにしかありません。

注意点が1つ。逆張りをしろという話ではありません。目立つために反対のことを言うと、根拠を聞かれた瞬間に終わります。根拠のある違いであることが条件です。

自分の立場を1文で書いてみてください。「多くの人は◯◯と言うが、私は△△だと考える。なぜなら□□だから」。この□□が実体験で埋まるなら、それがテーマです。

3つの場所は、市場ではなく自分が通った道の中にある
3つの場所は、市場ではなく自分が通った道の中にある

なぜ3つとも「自分が通った道」なのか

3つを並べると、共通点が見えます。どれもあなたが実際に通った場所です。

一般論を組み立てるだけなら、いまはAIが速く、しかも上手にやります。だから一般論には値段がつきにくくなりました。

残るのは、通った人にしか分からない部分です。どこで判断を間違えたか、何を見て気づいたか、次はどこを見るか。ここはAIが持っていません。あなたが持っています。

これは悲観的な話ではありません。専門家にとっては有利な変化です。書くのが速い人が勝つ時代から、通ってきた道がある人が勝つ時代へ動いています。

決まったかを確かめる3つの問い

候補が出たら、次の3つで確かめます。3つとも「はい」なら進んでよいテーマです。

  1. その問題を避けるために、すでに誰かがお金を払っているか(人でもツールでも講座でもよい。お金が動いていない場所には、まだ市場がない)
  2. 検索して出てくる答えと、自分の答えが違うか(同じなら、無料の情報で足りてしまう)
  3. 買った人が、来月には何か報告できるか(結果が出るまで3年かかるものは、売れても続かない)

2で詰まる場合、テーマが広すぎることがほとんどです。狭くすると自分の答えが出てきます。

テーマが決まっても、売り物にならないことがある

テーマが決まっても、多くの人はここから進みません。

止まるのは書く作業ではなく、順番を決めるところです。頭の中にあるものは全部つながって見えるので、どこから出せばいいのか決められない。そのまま数週間が経ちます。順番の決め方は本の目次の作り方に4つの型としてまとめました。

ホンカキAIは、この順番づくりから始める道具です。5つの問いに答えるとタイトルと目次のついた企画書ができ、比較図やステップ図など25種類の図解ブロックを本文に置けます。書き上がったら公開はボタン1つで、1冊 100〜30,000円で販売できます。

一億総著者 ── あなたの知識や経験は、きっと誰かの一歩になる。あなたが痛い目に遭って覚えたことは、これから同じ道を通る人が、いちばん知りたいことです。


まとめ

  • 市場から探すと後追いになる。売れているテーマを探すのではなく、自分にしか書けないテーマが売れるかを確かめる
  • 無料で配るものと有料で売るものは選び方が逆。軽いから配れたのであって、軽いものは買われない
  • 探す場所は3つ。①答えるたび言い方が変わること ②自分がお金を払って失敗したこと ③同業者と意見が割れるところ
  • 売るのは失敗談ではなく、失敗から作った判断の基準
  • 確かめる問いは3つ。すでにお金が動いているか/検索結果と自分の答えが違うか/来月報告できるか
  • 決まったあと時間を食うのは、書く作業ではなく順番を決めるところ

分量の決め方は登録特典は何文字が適切かに、専門家が知見を届ける形にするまでの全体像はコンサルタント・コーチ・講師の方へにまとめています。

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