電子書籍を自分で出す費用の考え方──5つの費目

・今井 陵太(ホンカキAI)

#電子書籍#出版#費用

電子書籍の出版費用は、調べても金額の幅が大きすぎて判断できません。金額そのものより費目の構造を知ると比較できます。見積もりの前に必ず確認したい質問もまとめました。

目次(9項目)
  1. 見積もりが比較しにくい理由
  2. 費目1|原稿を仕上げる
  3. 費目2|見た目を作る
  4. 費目3|配信の形にする
  5. 費目4|売れたときに引かれるもの
  6. 見積もりの前に聞く5つの質問
  7. いちばん大きい費用は、実は時間
  8. ホンカキAIなら、5つの質問にこう答えられる
  9. まとめ

「電子書籍を出したいが、いくらかかるのか」。調べ始めると、数万円から数百万円まで出てきて、かえって分からなくなります。

幅が大きいのは、同じ「出版費用」という言葉が、まったく違う中身を指しているからです。この記事では金額そのものではなく、何にお金がかかるのかという費目の構造を整理します。金額は事業者や時期によって変わるので、比較するときはご自身で最新の条件を確認してください。

見積もりが比較しにくい理由

各社のパッケージは、含まれるものが違います。原稿の代筆まで含むものもあれば、データ変換だけのものもある。総額だけを並べても比較になりません。

比較できるようにするには、費用を5つに分解して、どれが含まれ、どれが別料金かを一覧にするのが確実です。

費目1|原稿を仕上げる

いちばん金額が動くのがここです。同じ「編集」でも中身が違います。

内容何をするか
構成の設計章立て・順番を決める
執筆代行(ゴーストライティング)取材して原稿そのものを書く
編集原稿の流れを直し、削る
校正・校閲誤字脱字、表記ゆれ、事実確認

代筆まで頼めば当然高くなり、校正だけなら抑えられます。専門家の場合、代筆を頼むほど本が薄くなることがあるので注意が必要です。あなたの現場の具体例は、取材者には掘り切れません。

費目2|見た目を作る

表紙、図版、本文レイアウト。表紙は書店に並ばない電子書籍でも重要で、一覧に並んだときに開かれるかを左右します。

図版は、点数で見積もりが変わります。ホワイトボードで描いている図をそのまま使えるなら、この費目は大きく減らせます。図の使いどころは本のどこを図解にするかを参考にしてください。

費目3|配信の形にする

原稿を電子書籍の形式にして、読める場所に置く費用です。ファイル形式の変換、目次や見出しの構造化、動作確認などが含まれます。

ここはサービスを使うか、外注するかで性質が変わります。サービスなら月額に含まれることが多く、外注なら1冊ごとの制作費になります。改訂のたびに再度費用がかかるかどうかは、必ず確認してください。

費目4|売れたときに引かれるもの

販売する場合、売上から手数料が引かれます。率も条件も事業者ごとに違い、改定もされるので、必ず最新の規約を自分で確認してください。この記事では具体的な数字を書きません。

確認すべきなのは率だけではありません。

  • 支払いのタイミング(何日後に振り込まれるか)
  • 最低支払額(一定額に達しないと繰り越しになる場合がある)
  • 価格を自分で決められるか、範囲があるか
  • 読者の情報を自分が持てるか、事業者側に留まるか

最後の1つは、専門家にとって特に大きい違いです。読者と直接つながれるかどうかで、本の使い道が変わります。無料配布を入口にする設計は無料で配る一冊の作り方にまとめました。

見積もりの前に聞く5つの質問

どの事業者に頼む場合でも、この5つは先に確認してください。あとから揉めるのはたいていここです。

  1. 完成した原稿の著作権は誰のものか
  2. 契約を終えたあと、その本を別の場所で出せるか
  3. 改訂したいとき、費用はいくらかかるか
  4. 途中でやめた場合、支払い済みの費用はどうなるか
  5. 販売実績や読者データを、こちらが受け取れるか

とくに1と2です。自分の知見をまとめた本を、あとから自由に使えないケースがあります。書く前に確認してください。

見積もりの前に聞く5つの質問。とくに大事なのは、著作権の帰属と、契約を終えたあとに別の場所で出せるか
見積もりの前に聞く5つの質問。とくに大事なのは、著作権の帰属と、契約を終えたあとに別の場所で出せるか

いちばん大きい費用は、実は時間

見積書に載らない費用があります。あなたの時間です。

自分で全部やれば現金支出は最小になりますが、本業の時間を数十時間から百時間単位で使います。その時間で本業を回した場合の収入と比べて、はじめて「安い・高い」が判断できます。

  • 現金を抑えたい → 道具を使って自分で書く
  • 時間を抑えたい → 編集・校正だけ人に頼む
  • どちらも抑えられない → テーマを絞って薄い本にする

3つ目が現実的な落としどころになることが多いです。厚い本を1冊出すより、薄い本を複数出すほうが、費用も時間も分散できます。

見積書に載る4つの費目と、見積書に載らない「自分の時間」を並べて比べる
見積書に載る4つの費目と、見積書に載らない「自分の時間」を並べて比べる

ホンカキAIなら、5つの質問にこう答えられる

この記事の物差しを、ホンカキAIに当てはめてみます。

まず費目です。原稿は、AIの5つの問いに答えて企画書を作り、AIが用意した下書きをあなたが自分の言葉に直します。表紙と挿絵はAIで生成でき、25種類の図解ブロックを本文に置けます。公開はボタン1つです。料金は月額制なので、1冊ごとの制作費はかかりません。フリープランなら0円で、月1冊まで作れます。

見積もりの前に聞く5つの質問には、こう答えられます。

質問ホンカキAIでは
1|著作権は誰のものか著者のもの(利用規約に明記)
2|別の場所で出せるか原稿は Markdown で書き出せる。あとから別の場所に出すこともできる
3|改訂の費用改訂しても同じリンクのまま最新版になる。改訂ごとの制作費はない
4|途中でやめた場合いつでも解約でき、書いた本はそのまま残る
5|販売実績を受け取れるか本ごとの閲覧数と売上の集計が「手応え」の画面に出る

販売する場合、値段は自分で決められます(1冊 100円〜30,000円)。UTAGE を接続すると自分の決済で売れ、ホンカキAI側の販売手数料は0%です(スタンダード以上。決済サービスの手数料は各社の規定によります)。

それでも、いちばん大きい費用があなたの時間であることは変わりません。どのテーマに絞り、どこまで書くかを決めるのはあなたです。


まとめ

  • 総額では比較できない。原稿・見た目・配信・手数料・時間の5つに分けて見る
  • 代筆に頼るほど、専門家の本は薄くなりやすい
  • 手数料は事業者ごとに違い改定もある。率だけでなく支払条件と読者情報の扱いも確認
  • 著作権の帰属と、契約終了後に別の場所で出せるかは、書く前に確認する
  • 見積書に載らない最大の費用は自分の時間。薄い本を複数出すほうが分散できる
  • ホンカキAIなら、月額で1冊ごとの制作費はかからず、著作権は著者・原稿は書き出せる。何に絞って書くかは自分で決める

実際にどんな本が公開されているかは本屋(Akashica)で見られます。専門家向けの使い方はコンサルタント・コーチ・講師の方へにまとめています。

一億総著者 ── あなたの知識や経験は、きっと誰かの一歩になる。何にお金を払い、何を自分でやるか。それが決まれば、費用は比べられます。

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